サッカーの試合を支える!審判になるためのロードマップ

スポーツ

「いつか、自分もピッチで笛を吹いてみたい」

「子どものサッカーの試合で審判をしてみたいけど、どうすればなれるの?」

そんな風に考えている皆さん。実は、サッカーの審判員は誰でもなることができます。選手や監督とは違う形で、大好きなサッカーに深く関わる道があるのです。

今回は、日本でサッカーの審判員になるための第一歩、「4級審判員」の資格取得方法について、分かりやすく解説します。

そもそも、サッカー審判の資格って?

日本サッカー協会(JFA)が定める審判資格は、1級から4級まであり、誰もが4級審判員からスタートします。それぞれの級で、担当できる試合のレベルが決まっています。

  • 1級審判員: Jリーグなど、JFAが主催する全国レベルの試合を担当。
  • 2級審判員: 地域サッカー協会が主催する試合を担当。
  • 3級審判員: 都道府県サッカー協会が主催する試合を担当。
  • 4級審判員: 市町村や地区単位の試合、少年サッカーや草サッカーなどを主に担当。

まずは、身近な試合で笛を吹くことができる4級審判員を目指しましょう!

サッカー4級審判員になるための3つのステップ

4級審判員になるための手続きは、意外とシンプルです。
インターネット環境があれば、ほとんどの手続きを自宅で済ませることができます。

ステップ1:JFA IDを取得する

日本サッカー協会が運営する登録サイト「JFA ID」に登録し、IDを取得します。これは、サッカー・フットサルに関わるすべての人(選手、指導者、審判員など)が共通で使うIDです。

ステップ2:講習会に申し込む

JFA IDを取得したら、JFAの登録システム「KICKOFF」を通じて、お住まいの地域のサッカー協会が開催している「4級審判新規取得講習会」に申し込みます。

近年は、eラーニング形式(オンライン学習)での講習が主流です。自宅のPCやスマートフォンで、自分の都合の良い時間に受講できるのが大きなメリットです。

ステップ3:講習会を受講し、試験に合格する

講習会では、主にサッカーのルール(競技規則)について学びます。動画やテキストで丁寧に解説されるので、初心者でも安心です。

講習会の後には、簡単なルールの確認テストがあります。真剣に講習を受ければ、問題なく合格できる内容です。
実技講習が含まれる場合もありますが、基本的な動き方を学ぶ程度なので、サッカー経験は必須ではありません。

すべてのカリキュラムを修了し、テストに合格すれば、晴れて4級審判員として認定されます。

資格取得にかかる費用と更新について

資格取得には、講習会の受講料と登録料が必要になります。これらは地域や年代によって多少異なりますが、一般の方で合わせて数千円程度が目安です。ユース(U-18)は割引制度があります。

また、審判資格は単年度(4月1日~翌年3月31日)登録制です。毎年、簡単な更新講習会(eラーニングが主流)を受講し、登録料を支払うことで資格を継続できます。

よくある質問(Q&A)

Q. サッカー経験がなくても大丈夫?

A. はい、大丈夫です!審判に必要なのは、公正な判断力と体力、そしてルールへの理解です。サッカーの経験がなくても、十分務まります。

Q. 体力はどれくらい必要?

A. 試合中は選手と同じくらい走ることもあります。普段から軽くジョギングをするなど、基礎的な体力をつけておくと安心です。

Q. 女性でも審判になれる?

A. もちろん!性別に関係なく、誰でも審判員になることができます。近年は女子の審判員も増えており、女子サッカーの試合などで活躍しています。

まとめ

サッカー審判は、試合の公正な進行を支える、やりがいのある役割です。

4級審判員は、身近なサッカーの試合から関わることができる、まさに「サッカーの楽しみ方」を広げる第一歩です。
ルールを深く理解することで、今までとは違う視点からサッカーの面白さを発見できるでしょう。

ぜひ、一歩踏み出して、ピッチの真ん中で輝いてみませんか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました